まゆみノート

ポケモンが好き トリプルが好き

【トリプル】ノーガードゴルーグ with フリーフォーラーズ

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 <パーティのコンセプト>

フリーフォール:1ターン目に相手のポケモンを持ち上げ、次ターンに攻撃する技。持ち上げられている間相手は行動できない。

ノーガード:自分の技と相手からの技が全て命中するようになる特性。

 

ノーガードは命中不安定技が必中になるだけでなく、相手(自分)が空を飛んでいようが穴を掘っていようがフリーフォールで持ち上げられていようが技が当たるようになる。

つまり、高速ポケモンのフリーフォールで相手を持ち上げた後、ノーガードポケモンで攻撃することによって相手の行動をキャンセルしながら殴ることができる。

 

例:S関係はカイリューフリーザー>カイリキーとする。

 

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こんな感じに相手からの縛りを解除して逆に殴ることができる。

メリット・デメリット含めて違う点は多いが擬似的な猫騙しと言えなくもない。

 

しかしながらフリーフォール+ノーガードポケモンの攻撃と、2手使って1体のポケモンしか攻撃できないのでは割に合わないので、ノーガードポケモンとしてタイプ一致全体技を持ち見た目が自分好みのゴルーグ、フリーフォールポケモンの1体にゴルーグと高いシナジーを誇り[要出典]見た目が自分好みのルチャブルを採用。残りのポケモンも上記のギミックに特化し、ゴルーグルチャブルをかっこよく活躍させられるように組んだパーティ。

 

<高速フリーフォールと猫騙しの違い>

●フリーフォールのほうが優れている点。

・ターン関係なく撃てる。

・対角のポケモンへ撃てる。

・ゴーストタイプ、精神力相手でも拘束できる。

・フリーフォール中は相手の(非ノーガード)ポケモンから攻撃を受けない。

・持ち上げた次のターン、相手の交換を封じることができる。

・持ち上げた次のターン、相手の優先度技(不意打ち、ワイドガード等)を封じることができる。

・持ち上げた次のターン、相手のメガシンカを封じることができる。

他。

 

中でも交換を封じることができるのは大きなメリットで、特に対滅びではこれを上手く利用して立ち回りたい。

 

●フリーフォールのほうが劣っている点。

・ノーガードポケモン以外では持ち上げている相手に攻撃できない。

・持ち上げるターンの優先度技は封じることができない。

・200kg以上のポケモンテラキオンギャラドス等)に撃てない。(ダグトリオは持ち上がる

・自ポケモンの行動も拘束されるうえ、技威力が低いので相手側を1ターン拘束するために自分側は1.5ターン分程度の行動を無駄にすることになる。

他。

 

一番最後のデメリットを解消するためも相手を拘束しているターンに大きなアドバンテージを得る必要があり、そのためにもタイプ一致技で相手盤面全体(持ち上げられているポケモン含めて)を攻撃できるゴルーグの存在が大きい。

 

<ゴルーグルチャブルのここが超シナジー>

・上記のようなフリーフォール+ノーガードギミックが可能である。

ゴルーグ地震ルチャブルが巻き込まれない。

ルチャブルの投げつける+弱点保険によりゴルーグの足りない火力を補うことができる(ついでにルチャブルの軽業も発動する)。

ルチャブルの追い風によってゴルーグの足りない素早さを補うことができる。

ルチャブルファストガードによってゴルーグの足りない先制技(不意打ち)耐性を補うことができる。

 

フリーフォール/投げつける/追い風/ファストガード の技構成にできて浮いているのはルチャブルだけ! 

 

 <個別>

 ●ゴルーグ 175(84)-181(164)-102(12)-**-102(12)-105(236)

地震/ストーンエッジ/マジックコート/守る@弱点保険

フリーフォールで大空へと持ち上げられた相手に地震をぶち当てるこのパーティのエース。

ノーガードポケモンとしても、投げつけるで弱点保険を起動できるポケモンとしても貴重なタイプ一致全体技持ち(後者にはシャンデラという壁があるが)。

ルチャブルの投げつける弱点保険で火力、追い風で素早さを補強。それでも足りない部分を高速フリーフォーラー達のフリーフォールで補いながら暴れる。暴れたい。

技枠はメインウェポンの地震と守るが確定。残りの2枠をストーンエッジ/マジックコート/爆裂パンチの3つの技を入れ替えながら使用。マジックコートダークホールを跳ね返して必中ダークホールにできるととても気持ちがいいのだが、ドーブル超ピンポイントかつ初見殺しにしかならない。

5世代で登場したポケモンの中で一番ルックスが心に刺さったポケモン(カッコイイとは言わない)。

 

ルチャブル 185(252)-112-95-**-84(4)-187(252)

フリーフォール/投げつける/追い風/ファストガード@サンの実

フリーフォーラーその1。サポート専門フリーフォーラー。

全体的に種族値の足りていないゴルーグを全力でサポートしていくポケモン

アンコールや挑発、格闘打点など持っていれば便利そうな技はいくらでもあるが、ゴルーグを最大限活躍させようと思うと切れる技がない。

投げつけるで軽業が発動した後は相手に追い風が吹いていようが、雨下のすいすいだろうが誰も追いつけない超速ポケモンとなり、そこから追い風切り返しを決めたり、相手の雨エースを空中へと拉致したりする姿はとても輝いている。あいての ファイアローの ブレイブバード

 投げつける用の木の実はチイラでもいい、むしろ素で急所に当てることや威嚇を受けることを考慮すればチイラのほうが期待値は優秀だが、サンの実で1/2急所くじを引くほうが楽しい。

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一応威嚇4回以上で逆転するが、威嚇4回受けたゴルーグはただの置物である。

 6世代で登場したポケモンの中で一番ルックスが心に刺さったポケモン(カッコイイとは言わない)。

実際に使用した個体(色違い)はBが少し低い。

 

カイリュー 175(64)-138-115-144(188)-120-145(252)

フリーフォール/竜の波動/冷凍ビーム/岩石封じ@拘りスカーフ

フリーフォーラーその2。高速精神力フリーフォーラー。

 スカーフドーブルも抜く高速精神力フリーフォールで相手の初手を強力に妨害するポケモン

とりあえず動く前提で初手を考えるのでたまに動かないととても焦る(型破りが精神力を貫通してくることを学んだ)。

採用理由のフリーフォールにタイプ一致で対角に撃てる竜の波動、準速スカーフランドロスメガボーマンダの上から奇襲できる冷凍ビームまで確定。

ラストの枠は対ファイアローや対リザードンとS操作を兼ねて岩石封じをいれているがもっと良い技があるかもしれない。

どの技で拘っても盤面での圧力が薄いので引ける時には早めにバックして終盤のスイーパーとして控えさせたい。

フリーフォールで拘った場合、まれに『このターンはいいから次のターンでフリーフォールを撃ちたい』場面がでてくる。その場合はフリーフォールの対象として味方のポケモンを選択することで技を必ず失敗させることができる。

 

ボルトロス 155(4)-135-81-177(252)-100-179(252)

フリーフォール/10万ボルト/草結び/電磁波@命の珠

フリーフォーラーその3。唯一まともに殴れるフリーフォーラー。

こちらが追い風を吹かせたところで 相手に追い風を合わせられるとそれだけでゴルーグが縛られまくるので、追い風以外のS操作で強力な電磁波を使えるポケモンとして採用。

でも大抵の場面で撃つのは10万ボルト、たまにフリーフォール。電磁波は殆ど押さなかった。電気打点って優秀。

ずっと使っていた鉢巻ハッサム(HAバレットパンチ/虫食い/はたき落とす/馬鹿力)と入れ替える形で最後にパーティに入ったポケモン

耐性がガバガバどころではなくなったが、火力のある3枚目のフリーフォーラーを入れることで試合展開に幅を持たせることができるようになり、より使っていて楽しい構築になったので正解だったと思う。

実際に使用した個体はHABが少しずつ低い。

 

 ●メガギャラドス 185(116)-227(252)-130(4)-**-151(4)-118(132)

滝登り/噛み砕く/地震/龍の舞@ギャラドスナイト

地震をすかしながら出していける威嚇枠兼メガ枠。メガボーマンダと比べるとギルガルドに強そうなところを買った。

フリーフォールで作った隙に舞って暴れる準エース。

舞った結果フリーフォーラーの素早さを抜いてしまうと虚空に向かって技を撃つことになってしまうのでS+1でボルトロス抜かれ。

S操作多めで、舞う隙も作りやすいパーティなので、やや遅めでも気になることは殆どなかった。

もうちょっと使われていてもいいのになと思うポケモンのうちの1体。

 

 ●ファイアロー 159(44)-146(252)-92(4)-**-94(36)-168(172)

ブレイブバード/フレアドライブ/追い風/横取り@ラムのみ

追い風要員がルチャブルだけだととても心細いので2枚目の追い風要員枠。

先制ブレイブバード→フリーフォール持ち上げ→フリーフォール着地→フレアドライブで追撃の流れを作るためにボルトロスより遅く、いい感じに100属抜きの個体をボックスから流用。

剣の舞とか覚えていたのでローテに挑戦しようとしたときの名残のような気がする。ローテ超難しい。

 

<感想>

ボルトロスの代わりに鉢巻ハッサムが入った形をORAS初期から使っていて、6世代で組んだ中でも一番のお気に入りパーティ。

ギミックがものすごく強いわけでもないし、トリパや雨になすすべもなく蹂躙されることもある(対重力パは更に悲惨)が、フリーフォールでパズルのように相手を崩していくのが面白く、なによりゴルーグルチャブルという好きな(このパーティのためにわざわざ色違いまで粘った)ポケモン2体を中心に戦えるのが良い。

6世代ラストシーズンということでボルトロスを加えて飛行タイプ5枚、フリーフォーラー3枚の豪華な布陣に。いつもより多く持ち上げられてとても楽しく、集大成として満足のいくパーティにできたと思う。

フリーフォールを使っていると時折「お前体重200kg超えてるの!?」という場面にでくわす。このパーティを使ってから学んだのはマンタインバクーダイワパレスビリジオン他。ビリジオンは誰しも1回はやると思う。逆に絶対200kg超えていると思っていたメガユキノオーは普通に持ち上がってびっくりした。

6世代もいよいよイッシュファイナルを残すのみ。最後に巡ってきたトリプルの大会であり、今回のボルトロス用に今更サブロムを買ったのでなんとか2つパーティを考えて頑張りたい。

 

<戦績>

シーズン17 62勝38敗 最高レート1729

 

最初の20戦を18勝2敗(うち1敗はメキシコのレジギガス)で1700に乗せられたのでかなりいけそうな空気を感じていたのだが、結局このあたりでまとまるのがゴルーグらしさか。