ボルトロス用に今更買ったサブロムで使用。
<構築完成までの経緯>
片方のパーティを前記事の耕すサーフ復刻版にすることは早い段階で決めていたので、片方を雨にするならもう片方は晴れかな、ファイアローいないし葉緑素のポケモンとか使いたいな、くらいの曖昧な構想からスタート。
エルフテラキ多そうだし葉緑素のポケモンを使うならテラキオンは縛れる感じのポケモンを使いたい。
でもせっかく上とって縛っても隣のエルフーンが追い風してきて抜き返されちゃうんだよな。
なら追い風を使われてなお上からテラキオンを縛れるポケモンを使えばいいのでは?
葉緑素で速いポケモンといえばワタッコ…は多分求めているポケモンではないから他に速いポケモンを[検索]。
なるほど、素でテラキオンを抜ける葉緑素ポケモンはワタッコとエルフーンだけか。葉緑素エルフーン面白そうだな。
エルフーンを使うならテラキオンを入れない理由がない。せっかく葉緑素で超速になったエルフーンを使うんだからここはスカーフテラキオンを使ってみよう。
しかしスカーフテラキオンを使うことにすると、天候が晴れていない時にエルフーンがテラキオンより遅くなってしまう。ならば絶対に初手の天候をとれるようにlv46鉄球ロコンを使おう。
と、ここまでは順調に考えが進んだものの、残りの3枠に何を入れればいいのかが分からないままに大会2日目土曜日の夜を迎えることに。
不参加だけは避けたかったのでインスピレーションに任せて残り3匹を埋めて完成。
<個別>
全てのポケモンが252-252-4振り(4は全てD)なので実数値割愛。
●エルフーン 臆病CS
強い日差しの元で超速で動く、速くて殴れる叩き要員。
テラキオンを縛るために命の珠を持たせているが、いわゆるとてもつよいテラキオンは乱数で縛れていない(8割では落ちる)。草結びを採用するか迷ったが、安定した草打点が欲しかったのでエナジーボールを採用。まあ相手のエルフーンの叩きも合わせればほぼほぼ落ちるはず。
変化技が追い風しかないこともあるが、悪戯心でなかったことで困ったことはまるでなかった。
●テラキオン 陽気AS
岩雪崩/二度蹴り/インファイト/ストーンエッジ@拘りスカーフ
1つ上のスピードから高火力岩雪崩を押し付けるこのパーティのエース。
ドーブルへ殺意の二度蹴りを採用したスカーフテラキオンは一度使ってみたかった(1度しか当たらなかったがしっかり二度蹴った)。
めちゃくちゃ怯みを引いて速い岩雪崩はそれだけで強いしズルいということを痛感した。
最初は岩雪崩/二度蹴り/インファイト/ファストガードの技構成で、潜る直前になって「インファイトって無効あるし能力下がるし拘ると弱そう」と思い、インファイトをストーンエッジに変更したところなぜか登録された個体からはファストガードが消えていた。
スカーフファストガードで拘ったテラキオンをロコンで吠えて交代させる超かっこいいプレイングをしてみたかった。
ORでポチポチ厳選してたらでてきた理想どころか無駄に6Vの個体。ずっとボックスに眠っていたところようやく日の目を見ることができた(晴れパだけに)。
●クロバット 陽気AS
普通のクロバット。
いくらスカーフ108族でも相手に追い風が吹くと抜けない相手がでてくるので合わせるための「追い風」。
いくらスカーフ108族でも鉢巻ハッサムのバレットパンチで縛られたり猫騙しで止められると厳しいのでそれらを防ぐ「ファストガード」。
いくらスカーフ108族でもトリックルームには無力なので気持ちばかりの抵抗として「挑発」。
これらの「できれば欲しい要素」をうまく併せ持ったポケモンとして採用。
実際隙間を埋めるパーツとして十二分に働いてくれたのでとても便利なポケモンだと思う。
●ルカリオ 陽気AS
メインアタッカーであるテラキオンが守ることができず、使い捨てるような動かし方をすることになるので、2枚目の正義の心アタッカーとして採用。
テラキオンが落とされる瞬間にエルフーンかクロバットで追い風を吹かせて、テラキオンが落ちた後の中央に登場するというのが理想。
本当はこの指とまれでテラキオンを守ったりフェイントでワイドガードを割ったりといった器用な役割も兼ねてもらいたかったのだが、ボックスにいた正義の心個体がもれなくこの指とまれを遺伝していなかったので、器用さは諦めて鉢巻を持たせた不器用アタッカー仕様に。構築が固まったのが大会二日目の夜だったので、朝昼限定進化のリオルを産み直す余裕はなかった。
●ナッシー 臆病CS
エナジーボール/サイコショック/目覚めるパワー氷/日本晴れ@達人の帯
ロコンを採用することを決めた時「そういえばアローラの姿の仕様がはっきりしないからもしかしたら日照りロコン(キュウコン)って当面使えなくなるのかもしれないな」といったことを考えて、ならば使えるうちに使っておこうと同じくアローラの姿を持つナッシーを採用。
一応「低レベルロコンを採用してまで初手天候を取りにいっているのに、まるで晴れとシナジーのないポケモンばかりで固めては葉緑素エルフーンがバレてしまうかもしれない。ナッシーがいれば多少の目眩ましにはなるだろうか」という考えもあるにはあった。
スカーフを持っているテラキオンが相手のスカーフランドロスにそれほど強くないので、こちらで縛れるように目覚めるパワー氷を採用。
無難に強いが攻撃範囲がエルフーンと被ってしまうのが微妙といえば微妙。耕すサーフの反省を活かして採用した手動晴れは要所でキラリと光る活躍を見せてくれたので正解だった。
●ロコン(lv46) 冷静HC
火炎放射/イカサマ/金縛り/吠える@黒い鉄球
鉄球ユキノオー-1の素早さ実数値28。鋼の意志で初手の天候を取りに行くポケモン。
万が一鉄球カバルドンと当たったら素直にごめんなさいする(まあいないだろうと思ったら矯正ギプス持ちが1人いたらしい。怖い怖い)。
天候を取るメインの目的が「初手の葉緑素エルフーンでスカーフテラキオンの上から袋叩きを撃つ」ことであり、初手以降で無理に生き残らせる必要もないので、襷を持たせたり耐久に過剰に振ったりということもせずHC振り。
ならば鉄球ではなく、lv21ロコンにゴツゴツメットあたりを持たせてもいいのではという話にもなるが、ここまでlvを上げてCに全振りしておくと晴れ火炎放射でH振りユキノオーが乱数だったりする(H振りナットレイやハッサムは確定)。
lv46なら準伝説だって倒せる(ダメージ計算にはレベル差補正が入るのでイカサマであってもレベルが高いほうが強い)。
<感想>
スカーフテラキオンの奇襲性能はそこそこ高く、上を取ることでテラキオン対策をしているパーティの更に上から叩き岩雪崩を押し付けるのはとても楽しかった。
特に晴れスカーフ噴火を決めようとしてきたバクフーンを上から潰した試合では今大会の中でも最大級の快感を得ることができた。
即席パーティということもあり、立ち回りにぎこちない部分が多かったのが反省点。2つパーティを使うことは最初から決めていたのだからもっときちんと構築を考えてレートで試運転までする時間を取るべきだった。
今回使用したパーティは両方とも(メガガルーラでもニンフィアでもギルガルドでもなく)ファイアローがいない環境を意識したもので、6世代レートで使えば勝率がガクッと落ちることが容易に想像できる。ファイアロー超強い。
構築タイトルにロコンを入れた時のバランスを考えてエルフテラキと表記したが、基本的には自分はエルテラ派。
<戦績>
20戦18勝2敗 最終レート1740