情報が分かりやすくまとまっているからこの画面好き。
7世代の身内大会機能を利用して自由に撮れるようになっていると嬉しい。
イッシュファイナル:メガシンカポケモンと6世代新登場ポケモンを除いたポケモンのみ参加可能なトリプルバトルのインターネット大会。
ということでシーズン5にトリプルレートに初めて潜った時のパーティの並びを完全再現して参加することに。
簡単に説明すれば左上から『波乗り、雨、貯水、呼び水、波乗り、乾燥肌』あるいは『草、✕、耕す草、草、✕、耕す』。
某メモで耕す雨の記事を見て、波乗りルンパッパ+耕すノクタスの超シナジーに感動と衝撃を覚え「トリプル面白そう!もっと波乗りとシナジーのあるポケモンを詰め込めばもっともっとすごいパーティになるはずだ!」みたいな安直な考えで組まれたパーティ。
結果として単タイプ1匹を含むポケモン6匹合計11タイプが草水岩悪虫の5タイプのみで埋まることに。メガ枠なし。威嚇枠なし。ワイドガードと猫騙しはある。
とはいえPGLを振り返るとこんなパーティにド素人プレイングでもレート1740くらいはあったらしいのでトリプル界隈のレベルの向上と一点特化型パーティの強力さを感じる。
当時の自分はシングルレート1600勢だったこともあり「トリプル勝てる!トリプル超楽しい!」とドハマりして以降トリプルの道へ。
偶然にもメガ枠も6世代ポケモンも採用していない構築だったことや、天敵だったファイアローが参加できないルールであること、6世代最後の大会に最初の構築で臨むのが熱いと自分の中で盛り上がったことなどから、このパーティを置いて他に使う構築は考えられなかった。
XYシーズン5当時のPGL。
・本家(ノクタス/ルンパッパ/ニョロトノ/フラージェス/ライボルト/シュバルゴ)
・当記事のパーティ
の3パーティが存在したことが窺える。
<理想的な流れ>
・初手は中央にルンパッパ、左右にニョロトノとオムスターorノクタス。
・中央のルンパッパを維持しつつ左右のニョロトノやオムスターを下げてパラセクトやユレイドルを展開、耕したり波に乗ったりする。
・ルンパッパが落ちたら中央をオムスターかニョロトノへ交代、耕したり波に乗ったりする。
・勝ち。
<個別>
●ルンパッパ 167(92)-**-90-156(252)-120-111(164)
耕すによって周りから強化され、波乗りによって周りのポケモンをサポートするパーティの大黒柱。
全てのポケモンとの間にシナジーが存在し、特にノクタス、パラセクトとの間では相互に支え合う関係が成立しているのがとても美しい。
手動雨や冷凍ビームがあれば楽に展開できたという試合がいくらかあったので、守るを切ってもよかったかもしれない。
目についたルンパッパをボックスから流用。
ハスブレロ入り雨を考えていた時に使っていた個体で最速50族抜かれ。
ハスブレロはあんまり強くなかった。
●ニョロトノ 175(76)-**-102(52)-143(160)-121(4)-118(220)
波乗り/熱湯/冷凍ビーム/滅びの歌@拘りスカーフ
雨役。
バンギラスやユキノオーが鉄球持って本気をだしてきたらどう頑張っても初手の天候はとれないんだからと割りきってテラキオンへの殺意をぶつけるスカーフニョロトノを採用。
思ったほど叩きとは当たらず、スカーフである強みを殆ど感じなかったので手動雨を採用したり滅びの歌での詰め筋を強く意識したような型のほうが多分正解だった。
●ノクタス 175(236)-168(140)-80-**-80-92(132)
種爆弾/不意打ち/耕す/ニードルガード@気合の襷
攻撃型の方の耕す役。
ルンパッパの猫騙しと襷を盾に耕すを敢行し、味方と自分を強化、そのまま攻撃に転じていく。
ルンパッパに目を取られているうちに気づいたらAが2~3段階上昇していることも多く、中盤からは不意打ちでガンガン相手を縛っていく裏エースとも言うべき存在。
守るをニードルガードにしただけで元祖のパーティで使われていたものをそのまま流用。Sは4振りニョロトノを抜こうという意図だったはずだが、襷を持たせているのにAを削ってHに振りまくっているのがよく分からない。貯水は1/4回復なので16n-1も効率が悪い。
XYで初めて理想値の色違いがでたポケモンですごく嬉しかったことを覚えている(欲を言えば♂がよかった)。
●ユレイドル 191(236)-**-118(4)-124(92)-130(20)-83(156)
ギガドレイン/原始の力/大地の力/ヘドロ爆弾@突撃チョッキ
波乗りでも耕すでも強化されるこのパーティの核というべきポケモン。
盤面にいるだけでどんどんCが上昇していくので、早めに投げてできるだけ長く維持してギガドレインで詰めていきたい。
運良く原始の力の追加効果をひいてゲンシユレイドルが降臨した場合、多少の敗勢ならばひっくり返せるくらいのポテンシャルを秘めている。45試合で3~4回降臨した。
元祖のパーティでは突撃チョッキではなく食べ残しを持って自己再生も覚えていた。
相手にした時一番重いポケモンでもある。次点でナットレイ。早めに処理をしないと最強のユレイドルが相手フィールドに完成することになる。
●オムスター 145-**-145-167(252)-91(4)-117(252)
波乗り/原始の力/冷凍ビーム/守る@命の珠
サーファーを常に中心に置いておきたいパーティなので2枚目のサーファー枠。
遅いルンパッパを使うことにしたので、臆病最速で球根始動役を兼ねられるように。
初手にオムスタールンパッパニョロトノで並べて波乗り猫騙しニョロトノ交換が1つの形。
試運転もなしに本番に臨んだところ球根発動雨波乗りに巻き込んで一発で落とすプレイングをやらかし、「そうか、そうだよな」と呟くことになった。145-91だもん。
キングドラでなくオムスターを採用していたのにはファイアロー耐性を重視したという経緯があったはずなので、今回のルールならばキングドラの方が適任だった可能性もある。
元祖のパーティでは原始の力に代えてミラータイプという技が採用されていた。
ノクタスやパラセクトのタイプをコピーすることでオムスターも耕すで強化できるようになる凄い技だが、同時に波乗りのタイプ一致補正を捨てることになるため耕した後にオムスターの能力上昇エフェクトを見ることができる以上の意味は薄い。ルンパッパと並んでいるならおとなしく殴るべき。
ナットレイとのラストタイマン勝負になり、ミラータイプ史上最大の輝きを放った試合があったことがとても印象に残っている。
●パラセクト(lv49) 163(248)-**-108(80)-**-132(176)-30
キノコの胞子/怒りの粉/耕す/ワイドガード@ラムの実
守備型の方の耕す役。
サーファーの波乗りで無限回復しながら怒りの粉とワイドガードで味方を守り、たまに思い出したように耕す。
元祖のパーティではキノコの胞子に代えて瓦割りが攻撃技として採用されていた。ナットレイに対する心ばかりの抵抗を感じる。
でもやっぱりキノコポケモン最強技であるキノコの胞子は欲しかったのと、怒りの粉もワイドガードも耕すも外せない技だったので瓦割りが抜けて攻撃技なしの完全サポート仕様に。
持ち物はどう考えてもラムの実ではなく、メンタルハーブか少なくともオボンの実だった。怒りの粉で威張るを2回吸ったこともあるのでまるで活躍しなかったわけではないが今回の構築における一番の反省点。
<感想>
こんなパーティでもぼちぼちは勝てたので雨で押しつぶすパーティって強い。
天候を取る!波乗り!耕す!と、やることがとても単純なので扱いやすく、駆け引きがあまり上手ではない自分がトリプルを始めるにあたっては丁度いいパーティだったと思う(逆にこんなパーティから入門したから未だにサイクルを回せない)。
7世代にトリプルが残るかが未だに不透明なのが不安を煽るが、ポケモンの中で一番好きなルールなのでなんとか残してもらえるととても嬉しい。
ノクタスの隣にルンパッパを並べただけではまだ不完全で、更にそこへニョロトノを並べられるルールが必要なのだということを強く主張したい。
<戦績>
1日目 13勝2敗
2日目 8勝7敗
3日目 11勝3敗
計 32勝12敗 最終レート1757
PGLを見直したところなぜか最終日が14試合しか計上されていなかった(上限に達しましたまでは対戦したはず)。
低レート散らしはできるが実力のある人には勝てていない様がありありと見て取れる。