スカーフカイリューってフリーフォールで場作りのサポートできたり、準速スカーフランドロスやメガボーマンダの上から冷凍ビーム撃てて便利だな。
うーん、でも最近増えてきたチョッキランドロスには冷凍ビーム耐えられちゃって苦しい展開になりがちだなあ。
そうだ!スカーフフリーザーなら相手のランドロスがスカーフでもチョッキでも関係なく貫けるじゃないか!強そう!
…ああ、でもフリーザーはプレッシャーだから威嚇との順番でスカーフがバレてダメだ。夢フリーザーならいけるのに、夢フリーザー使いたいなあ…。
というようなことをORASの初期に考えていて、このたびついに待望の夢フリーザーが解禁されたのでサンダーよりもファイヤーよりも真っ先に厳選して使用してみた。
<構築完成までの経緯>
・まずはスカーフフリーザーからスタート。
・霰無しで非プレッシャーなんてスカーフバレバレじゃないか 。ユキノオー。
・そういえばトリパで使ってみたいポケモンがいたんだった。シュバルゴ。
・炎が素通しってレベルじゃないぞ、水タイプだ水タイプ。ラグラージ、マリルリ。
・無難に戦えるが何か一つ変化球が欲しい。 サマヨール→ デスカーン。
・完成。
<試合の流れ>
・選出はほぼ全て中央フリーザーで左右にユキノオーとデスカーン。挨拶の吹雪。
・トリックルームを貼れたらフリーザーを下げながら、水タイプのどちらかを出す。
・いい感じのタイミングでメガユキノオーを倒してもらい、水タイプ2枚が並んだところで雨を降らせて、吹雪で削れた相手を掃除。そのまま制圧していく。
・シュバルゴも頑張る。
・トリックルームが切れたあたりでフリーザーが再登板、削り残しを上から叩く。
・勝ち。
<個別>
●メガユキノオー 197(252)-**-125-202(252)-126(4)-31
吹雪/エナジーボール/冷凍ビーム/守る@ユキノオナイト
フリーザー単騎ではあまりにスカーフが露骨な気がしたのでメガ枠として採用。
エースというよりは削っていくためのポケモン。動けば動いただけ勝ちに近づくので守る読みされがちな初手から積極的に動かしていく。
●フリーザー 165-94-121(4)-146(252)-140-150(252)
吹雪/フリーズドライ/暴風/フリーフォール@拘りスカーフ
スカーフによる奇襲とフリーフォールによるトリックルーム補助役。
とりあえず吹雪を一発撃ってから交代、トリックルームが切れたところでスイープ役として再登板する展開が多かった。
フリーフォールは拘ると後々置物になりがちなのでできれば押したくないが、H振りドーブルを吹雪では落とせない(暴風でも乱数)ので、フリーフォールでごまかしていかないといけないのがやや辛い。C種族値があと20くらいほしい。
実際に使用した個体はAが大分低くてCDが少し低い。
●ラグラージ 207(252)-**-130-150(252)-111(4)-58
大地の力/水の誓い/濁流/ワイドガード@達人の帯
トリックルーム下雨アタッカーA。
炎に耐性を持ちつつ、パーティ全体で有効打の少ないギルガルドに有利そうなポケモンとして採用。
ギルガルドだけでなく対鋼タイプをほぼ一任しているのでそこの仕事だけはしっかりしてもらうことを意識して動かす。
フリーザーの弱点を全て半減以下で受けることができるのでフリーザーを下げるときに出していきやすいのも良い。
●マリルリ 207(252)-112(252)-100-**-101(4)-49
滝登り/じゃれつく/アクアジェット/叩き落とす@命の珠
トリックルーム下雨アタッカーB。
メガバクーダに炎技を打たれてるだけで負けそうなパーティだったのでアクアジェットで縛るために採用。
腹太鼓をしている余裕がなさそうだったので、持ち物は最初から火力の出せる命の珠。
採用理由からするとモロバレルの怒りの粉で吸われないように防塵ゴーグルを持たせるべきな気もする。
性能が特性依存でありながら技4つ全てが接触技と、デスカーンとの相性が最悪なこともありいろいろ考慮の余地がありそうな枠。でも強い。
●シュバルゴ 175(236)-205(252)-125-**-128(20)-22
アイアンヘッド/メガホーン/ドリルライナー/ファストガード@ラムの実
使ってみたかったので使ってみた枠。
タイプ一致技の通りは悪いがニンフィアやクレセリアを睨めるのと、トリックルーム下で超高速のファストガードがとても偉い。
持ち物は火力アップアイテムが余っていなかったのでラムの実、白いハーブ、広角レンズと試してどれもそれなり。
霰ダメージを受けないのと、ミイラで特性が消えても戦えるところがハッサムとの差別化点と言い張る。ハッサムは強い。
●デスカーン 159(204)-**-172(52)-**-172(252)-32 ※S個体値2~3
ナイトヘッド/トリックルーム/サイドチェンジ/雨乞い@ナモの実
トリックルーマー枠兼手動雨枠。
トリックルームを貼ってナイトヘッドでチョビチョビ削って、水タイプの2人が盤面にでてきたら雨を降らせる。
メガユキノオー吹雪→デスカーン雨乞いの順番で動かしたいのでメガユキノオー+1になるように個体値でS調整。
1700に到達するまでは下記のサマヨールを使っていて、無難に強かったものの、プレイングの上手い相手にきっちりゲームメイクされて負けることが多かったので、相手の計算を崩す役目としてサイドチェンジを覚えるデスカーンを採用。
縛りを抜けださせたり、有利対面をつくったりと攻守に柔軟な動きができ、想像していたよりはるかに使い勝手のいい技だった。
特に得意不得意のはっきりしたポケモンであるユキノオーとの相性がよく、ユキノオーへ飛んでくるファイアローのブレイブバードをサイドチェンジで受けてミイラで疾風の翼を消す動きや、対角にいるモロバレルをサイドチェンジ吹雪で吹き飛ばす動きができた時はとても気持ちがいい。
●サマヨール 147(252)-**-162(92)-**-188(164)-27@進化の輝石
1700に到達するまで使っていたトリックルーマー兼手動雨枠。
テラキオンの+6ダブルダメージ珠岩雪崩耐えるすごいやつ。
デスカーンと比べると耐久で遥かに勝り、お見通しによるピーピングができるのが強み。
最遅で使っていたが、デスカーンと同じようにメガユキノオー+1にS調整したほうが使いやすいはず。
<感想>
エースとして運用するつもりは皆目なかったので当然といえば当然ながら、フリーザーが強かったというよりはトリックルームして下から手動雨を降らせる動きが強かったなという印象。対晴れがとても楽だった。
サイドチェンジの有用性は個人的にとても大きな発見で、自分のような出し入れで有利な対面を作っていくのが下手な人間にとってはすごく便利な技だった。
XYのシーズン5あたりにトリプルを始めて以来初めてレート1800に到達。六世代の間に1度は達成しておきたかったのでとても嬉しい。
<戦績>
シーズン15 57勝23敗 最高レート1806
~1700(サマヨール) 40勝19敗
1700~(デスカーン) 17勝4敗